授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本授業は「高等教育の方法論」をテーマに、高等教育の領域において質的なデータを収集し、それを分析する方法について実践を通して学んでいきます。高等教育研究では、量的・質的調査法が用いられますが、それぞれの強み、弱みがあります。また、質的調査法の中にも様々な種類があります。
特に質的調査は、研究枠組みや仮設を探索しながら進めることも多く、時間がかかると言われています。
そこで、限られた時間の中で、質の高いデータを収集するためには、質的調査法にふさわしい明確なリサーチクエスチョンを設定することが必要になります。また、収集したデータを分析する際にも、客観性が担保された手順や方法を用いてデータと向き合っていくことが必要となります。
本授業では、質的調査法の中でも、インタビュー調査に焦点をあて、受講生自身がリサーチクエスチョンを立て、それに沿って調査・分析・まとめることを通じて、高等教育における質的調査の方法や具体的な手順について、理解を深め、実際に使えるようになることを目指していきます。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | In this course, we will understand how to collect and analyze qualitative data in higher education through practice. Quantitative and qualitative research methods are used in higher education research, and each has strengths and weaknesses. There are also various types of qualitative research methods.
In this course, we will focus on interview surveys among qualitative research methods, and we will learn the methods of qualitative research in higher education by setting research questions, implementing the interview, analyzing, and summarizing outcomes. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 1.高等教育に関するインタビュー調査について、適切なリサーチクエスチョンを立てることができる。
2.質的調査法の種類や、それぞれの強み・弱みを他者に説明することができる。
3.インタビューデータの分析の結果を客観性をもって記述することができるようになる。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | When you have completed this course successfully, you will have the following skills;
1. Students will be able to develop a research question for an adequate interview survey in higher education.
2. Students will be able to explain the different types of qualitative research methods and the strengths and weaknesses of each.
3. Students will be able to write a paper on the results of the interview data with objectivity. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本授業はインタビュー調査・分析・レポート執筆のワークを中心に、教員による講義およびディスカッションを組み合わせて進めていきます。また、各回の対面授業のために動画(15分程度)を視聴し、課題を行ったうえで、対面授業に臨み、対面授業ではワークや相互評価等の受講生の主体的な活動を中心に行います。短期間の集中講義ですので、単位取得のためには全日程への参加とレポートの提出が必要です。
本授業の構成・スケジュールは以下の通りです。
1.授業ガイダンス:質的調査法とは?
2.ワーク①リサーチクエスチョンを確定する
3.ワーク②コードの付け方
4.分析会①コード・カテゴリのブラッシュアップ
5.分析会②概念図の作成
6.分析会③相互評価
7.最終報告会①
8.最終報告会②
*希望に応じて個別相談を実施
*開講スケジュールは下記のURLを参照(機構内限定です。表示ができない場合は担当教員までご連絡ください。)
https://thersacjp-my.sharepoint.com/:b:/g/personal/rw_03x_3708_f_thers_ac_jp/ESIUzOxgmnNImuAvAYkjfksBxrkCgkWc5-T3EDHFKq-o9w?e=mtqJJt |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 最終報告の達成度(30%)、小課題の提出および授業内のディスカッションへの参加(30%)、レポート試験(40%)の達成状況に基づいて総合的に評価します。なお、60点以上を合格とします。履修取り下げの際は申し出てください。申し出がなく小課題やレポートが未提出だった場合は「F」とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | ・木下 康仁 『定本 M-GTA :実践の理論化をめざす質的研究方法論』医学書院,2020年.
参考となる質的調査法を用いた実際の論文の見本や、ワークを進めるうえで必要なテキスト情報は、授業内で適宜指示します。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 本授業では、下記の授業時間外学習が必要となります。課題の進め方は第1回授業の2週間前までに受講生に別途連絡します。
・各回の授業内容に関する動画(各15分程度)の視聴と、動画内で指示されたワークの実施・提出
・リサーチクエスチョンに関連する文献収集
・インタビュー調査の依頼、実施
・インタビューデータの逐語録の作成
・分析会・報告会の準備
・調査レポートの執筆
なお、課題の進め方や調査の実施・分析について質問がある場合は個別相談も実施します。 |
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注意事項 Notice for Students | | 授業の効果を十分に得るために、第1回-第6回については対面での参加を基本としますが、一部オンラインでの参加も認める場合があります。
〇第1回-第3回はやむを得ない事情がある場合はオンライン参加も考慮します。ワークの準備の都合上、事前に担当教員まで必ず連絡をし、指示を仰いでください。
〇第4回-第6回の分析会は対面での参加を必須とします。
〇第7回・第8回(最終報告会)は対面・オンラインどちらでの参加でも構いません。
本授業の資料や事前課題の指示、課題の提出はSlackを用いる予定です。Slackへの登録依頼を履修登録後、受講生にTACTを通じて連絡しますので、TACTの案内を見逃さないようにメールアドレスへの転送設定等、各自確認しておいてください。 |
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他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否 Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 本授業は対面で実施します(一部の授業回では対⾯・オンライン(Zoom)を併⽤します。)連絡、質問への回答、資料の共有はSlackを用います。 |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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