授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本研究は、「教育経営システムの構造変容に関する総合的研究:社会総掛かりでの教育の実現に向けて」(2020-23年度基盤研究(B))及び「人口減少社会における新たな高等学校像―地方創生の基盤としての人材育成―」(2020-22年度挑戦的研究(萌芽))の2つの研究プロジェクトを進めるにあたり必要となる基礎的な学習を行うことを目的としている。前者は、「社会総掛かりでの教育の実現」が求められる今日、政策形成・実施過程、学校経営実態、学校教育の原理・歴史、教育領域と福祉領域の人材育成システムを分析することにより、教育経営システムの構造がどのように変容しつつあるのかについて明らかにすることを目的としており、後者は、人口減少社会における新たな高等学校像を提示することを目的としている。
本年度春学期は、昨年度春学期に引き続き、教育経営学の学問的アイデンティティの問題も含めて、研究方法論を検討する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The purpose of this course is to provide basic learning necessary for advancing 2 Research Projects, 1. 2020-23 Grant-in-Aid for Scientific Research(B):Comprehensive research on structural transformation of educational management system, and 2. 2020-22 Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory): A new image of high school in a society with a decreasing population. The former aims to clarify how the structure of the education management system is changing in today's world where " Society as a whole is involved in education" is required, and the latter aims to present a new image of high school in a population reduction society.
In the spring semester of this year, continuing from the spring semester of last year, we will consider research methodologies, including the issue of academic identity in educational management. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 1.研究の意義と方法について理解することができる。
2.教育経営学研究の多様な方法論について理解することができる。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | At the end of the course, participants are expected to
(1) understand significance and methods of research,
(2) understand the various methodologies of educational management research. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1 オリエンテーション
2 研究するということ(1):2022年度関西教育行政学会研究推進特別企画「教育行政研究の『魅力』と展望―等身大の研究像を手がかりに―」
3 研究するということ(2):2023年度日本教育制度学会課題別セッション(制度原理)「学校制度研究の方法論」
4 研究倫理を考える(1): 2022年度日本教育経営学会ラウンドテーブル(将来構想検討プロジェクト担当企画)「教育経営学における『研究倫理』を考える(1)」
5 研究倫理を考える(2):2023年度日本教育経営学会大会ラウンドテーブル(将来構想検討プロジェクト担当企画)「教育経営学における『研究倫理』を考える(2)」
6 教育経営学研究の方法論(1):伝統的方法論(1)
7 教育経営学研究の方法論(1):伝統的方法論(2)
8 教育経営学研究の方法論(2):新たな方法論の模索:エスノグラフィー
9 教育経営学研究の方法論(2):新たな方法論の模索:臨床的アプローチ(1)
10 教育経営学研究の方法論(2):新たな方法論の模索:臨床的アプローチ(2)
11 教育経営学研究の方法論(2):新たな方法論の模索:臨床的アプローチ(3)
12 教育経営学の実践と研究(1):実践と研究の関係
13 教育経営学の実践と研究(2):臨床的アプローチの展開
14 教育経営学の実践と研究(3):理論知と実践知
15 教育経営学の実践と研究(4):学校経営改善の実践的研究 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 履修条件:教育経営学または近接領域の概論を履修済みであること。
関連する科目:教育経営学Ⅱ(秋学期火曜6時限:南部担当) |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 評価の方法:授業への参加状況(50%)と各自の報告内容(50%)を総合的に評価する。
評価の基準:総点60点以上を合格とする。
GPAの運用にあたっては「教育学部における『履修取り下げ』制度の運用ルール」に従う。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 第1回授業時に主要参考文献一覧を配布するとともに、適宜紹介する。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 参加者は、次回の検討文献について事前に読み、疑問点等を整理しておく。報告者は、準備を行う。 |
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注意事項 Notice for Students | | |
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他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否 Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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