学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
経・博前
時間割コード
Registration Code
2412104
科目名 【日本語】
Course Title
上級会計Ⅱ
科目名 【英語】
Course Title
Advanced Accounting Ⅱ
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
ECOAC5112B
担当教員 【日本語】
Instracter's belongs
大鹿 智基 ○
担当教員 【英語】
Instracter's belongs
OSHIKA Tomoki ○
担当教員配属【日本語】
Instracter's belongs
担当教員配属【英語】
Instracter's belongs
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 木曜日 3時限
Fall Thu 3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
 本講義は、会計分野における実証分析のうち主要な文献について、受講生同士による輪読をおこなう。まず、その準備として、統計およびファイナンス科目における学習内容のうち、実証会計論文を輪読するために必要な要素を復習する。その後、和文および英文の論文を題材に受講生同士による輪読をおこなう。合わせて、財務データおよび株価データを抽出するためのデータベース操作についても実習をおこなう。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course aims to understand the traditional research in empirical accounting, through group reading by the students. Before starting to read the papers, we will review the necessary contents of statistics and finance courses. Then, we will conduct group reading of both Japanese and English papers. In addition, some exercises on database operations for extracting financial and stock price data will be scheduled.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
 本講義の修了時に、会計分野における実証研究について、その内容を理解するための知識や素養を身に付けたうえで、いくつかの実証研究の流れ(特に、価値関連性研究や利益マネジメント研究)について理解ができるようになっていることが目標である。さらに、論文を批判的に読むことを通じて、自身が論文を執筆する際に必要となる客観的批判力を養成することも目的とする。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
 第1回~第3回では、本講義の目標について説明したうえで、会計分野における実証研究を読むための前提となる、統計およびファイナンスの知識を復習する。
 その後、第4回~第7回では、会計情報有用性(価値関連性)を検証した先行研究を4本(日・英2本ずつ)を輪読する。第8回では、株価データを利用したデータ分析(異常リターンの計算)の実習をおこなう。
 第9回以降は利益マネジメントに関する先行研究を輪読する。特に、裁量的アクルーアルズに注目した利益マネジメント研究、分布アプローチを利用した利益マネジメント研究、分類シフトによる利益マネジメント研究、について、各1~2本ずつ扱う予定である。最後に、財務データを利用したデータ分析(裁量的アクルーアルズの計算)の実習をおこなう。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
 統計学およびファイナンスに関する一通りの知識(学部レベルの授業であれば各4単位相当)について履修済みであるか同等の知識を有することが望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
レポート: 30% 最終レポート(指定した論文に関する所見書の作成)に基づいて評価する。
平常点評価: 70% 割り当てられた論文の発表、および他の受講生の発表に対する質疑応答などに基づいて評価する。
レポートと平常点評価の総合評価がC評定以上の場合に合格とする。 
教科書・参考書
Textbook/Reference Book
特定の教科書は指定しない。輪読対象とする論文のリストは開講時に提示する。なお、前提知識を確認するための参考書は以下のとおりである。
 鳥居泰彦著『はじめての統計学』日本経済新聞社
 岩田暁一著『経済分析のための統計的方法』東洋経済新報社
 G. S. マダラ著,和合肇訳著『計量経済分析の方法』シーエーピー出版
 大塚宗春・佐藤紘光編著『ベーシック財務管理』同文館出版
 若杉敬明著『企業財務』東京大学出版会
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
 受講開始時に有している、統計および統計分析に関する知識・経験の程度にもよるが、知識・経験が少ない場合には、最初の3週間程度、事前学習・事後学習を合わせて週5~6時間の自習が必要と考える。
 輪読開始後は、報告者として準備する場合には5~6時間程度、聴講者として準備する場合には2~3時間程度の事前学習が、また、いずれの場合も1~2時間程度の事後学習が必要である。
注意事項
Notice for Students
 大学院の授業であるので、受動的ではなく自主的に取り組む姿勢が大事である。授業中の積極的な発言を期待する。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
 原則としてオンライン(リアルタイム配信)で実施する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
質問への対応方法
Office hour
 授業終了後にオンラインにて質問を受け付ける。