授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 感染症、悪性疾患、免疫不全など疾患の発症機構には、遺伝要因、環境要因など複数の要因が関与する。その発症機構に関わる要因について分子レベルでの分析法について学び、また得られた膨大な分子情報の統合解析法を取り上げ、文献的な考察のもと議論検討することで科学的論理性と専門性、国際的視野を涵養することを目的とする。この講義を通して現代社会の中に存在する臨床検査学のさまざまな局面や問題点を倫理的な側面をも考慮して議論する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | A variety of factors, including genetic and environmental ones, are involved in the pathogenesis of diseases such as infectious diseases, malignant diseases, and immune disorders. In this course, participants learn about the analysis method on the factors related to the pathogenic mechanism at the molecular level, and discuss the findings and integrated analysis method of the vast amount of molecular information obtained based on bibliographical considerations to cultivate scientific logic, expertise and an international perspective. This course also introduces various aspects and difficulties of clinical laboratory sciences with ethical concerns in the modern world. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 感染症、悪性疾患、免疫異常など疾患の発症機構に関わる要因について分子レベルでの分析法について説明できる。得られた膨大な分子情報の統合解析法を文献的な考察のもと説明できる。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | The participants can explain the analysis method at the molecular level for factors related to the pathogenic mechanism of diseases such as infectious diseases, malignant diseases, and immune diseases. The participants can explain the integrated analysis method of the huge amount of molecular information obtained, based on bibliographical considerations. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 下記の内容を講義する。
1. 川部担当分では、最新の論文をもとに、解析・分析法を学ぶ。受講者は担当部分の解析・分析法をしらべ発表する。講義の中で、1コマはRNAの世界の話を神経遺伝情報准教授の増田章男先生から講義を受ける。
2. 担当:未定(川村先生の後任)川村担当では、我々は期せずして新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックを経験した。しかし、それ以外の感染症においても解決すべき問題は山積している。受講者は感染症に関する最新情報を収集し、発表した。
3. 松島担当分では、外的要因に対応する生体防御機構について話題性のあるテーマを含めて学習する。
4. 林担当分では、様々な疾患のメカニズム解明やバイオマーカー探索に用いられるオミックス解析の手法について学習する。また、オミックス解析で得られた膨大なデータの解析方法や結果の解釈について学習する。
5. 岡本担当分では、血栓止血領域における生体防御機能とそれを捉える臨床検査について、専門的な知見を 含めて学習する。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 履修条件:原則学部時代に「免疫学」「微生物学」「分子生物学」の講義を履修した学生。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 出席のみならず、講義の際の平常点、必要に応じてレポートや発表内容を参考にする。6割以上の出席がないものは「欠席」とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 分子細胞免疫学 原著第9版、がんの生物学ワインバーグ 原書第2版(南江堂)、やさしい腫瘍学(南江堂) |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業前に予めテーマが周知されている場合には関連する論文や教科書、参考図書などして調べておくこと。授業後に教科書や参考図書の該当する関連部分を読んで知識を深めておく。講義の中で重要な事項については多くの場合、課題を設定する。課題をまとめることにより、講義で学んだ知識を復習し、より確実にする。課題は自主学習用ではあるが、次回の授業時にレポートとして提出する。 |
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授業の進め方 How to proceed with the class | | スライド中心に文献やプリントを参考にして講義を行う。授業前に予めテーマが周知されている場合には教科書や参考書の該当部分を読んで調べておくことが必要で、その場合には予備知識があることを前提に講義を進める。 |
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注意事項 Notice for Students | | 学部生時代に学ぶ「免疫学」「微生物学」「腫瘍生物学」などの分子レベルの生物学が確実に理解されていることが大前提であり、不果実な場合には、講義内容の理解は困難となる。 |
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本授業に関する参照Webページ Reference website for this Course | | |
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担当教員からのメッセージ Message from the Instructor | | 学部生時代に学ぶ「免疫学」「微生物学」「腫瘍生物学」などの分子レベルの生物学が理解できていないと講義は難解なものとなる。 |
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使用言語 Language(s) for Instruction & Discussion | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 原則対面で行うが、状況によっては遠隔講義。遠隔講の場合には担当教員によりオンデマンド型か同時双方向型(ライブオンライン)の講義として開講し、後者の場合はTeamsもしくはZoomを用います。詳細については開講前にNUCTから「お知らせ」として周知しますので、よく読んで対応してください。 |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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