学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法・博後
時間割コード
Registration Code
4301840
科目区分
Course Category
法学研究科開講科目
Courses Offered by the Graduate School of Law
科目名 【日本語】
Course Title
東洋政治思想史基礎研究
科目名 【英語】
Course Title
Fundamental Studies in the History of Asian Political
担当教員 【日本語】
Instructor
姜 東局 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KANG Dongkook ○
単位数
Credits
4
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 火曜日 1時限
秋 火曜日 2時限
Fall Tue 1
Fall Tue 2
対象学年
Year
1年
1
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
これまでの東アジア政治思想史は、主に思想の主体と内容を取り扱ってきた。ただ、日中韓の間の比較、さらには、比較政治理論のようなグローバルな観点からの他の地域との比較から、主体や内容だけでは把握しきれない類似性や相違点が見えてきた。今年度は、思想の構造という要素を取り入れることで、東アジア政治思想に対する深い内在的な理解とグローバルな観点からの再定位をも内容に含めた講義を行う。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The history of East Asian political thought has mainly dealt with the subject and content of thought. However, comparisons between Japan, China, and South Korea, and comparisons with other regions from a global perspective such as comparative political theory, have revealed similarities and differences that cannot be grasped by the subject or content alone. This year, by incorporating the element of the structure of thought, the instructor will provide lectures that include a deep internal understanding of East Asian political thought and recontextualization of East Asian political thought from a global perspective.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
1.日中韓の政治思想史に対する基礎的な知識の獲得

2.東アジア地域の政治思想史を理解するマクロな観点の獲得

3.グローバルな観点から、政治思想の価値につてい思考する能力の獲得
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1.はじめに
2.思想構造とは何か
3.東アジア政治思想における思想構造研究:丸山真男と李沢厚
4.原始儒学の思想構造
5.仏教の受容と思想構造の変容
6.朱子学の思想構造
7.朱子学以降の思想構造、中国:陽明学と考証学
8.朱子学以降の思想構造、日本:林羅山と荻生徂徠
9.朱子学以降の思想構造、韓国:李滉と丁若鏞
10.近代の思想構造、日本:明治維新のモデル
11.近代の思想構造、韓国:朱子学の生命力
12.近代の思想構造、中国:多様な展開
13.現代の思想構造、その1:各国の展開
14.現代の思想構造、その2:地域と思想構造
15.おわりに
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修要件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
成績評価は期末試験による。東洋政治思想史関する基本的な概念や事実を正しく理解していることを合格の基準とする。
教科書・テキスト
Textbook
特になし。講義中にレジュメを配布する。
参考書
Reference Book
レジュメに記載する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
毎回の講義中に紹介する参考文献や資料を中心に、深化学習を行うこと。この学習が期末試験のための最良の準備になる。
注意事項
Notice for Students
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面講義を行う。ただ、やむを得ない事情による欠席と認められた場合は、授業内容の音声ファイルを提供するなどの措置を行う。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)