学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医・博後
時間割コード
Registration Code
5822055
科目名 【日本語】
Course Title
生体防御情報科学特講
科目名 【英語】
Course Title
Special Lectures on Host Defense Sciences
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
川部 勤 ○ 佐藤 光夫 川村 久美子
担当教員 【英語】
Instructor
KAWABE Tsutomu ○ SATO Mitsuo KAWAMURA Kumiko
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
必修・選択
Required / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
感染症、がん、免疫疾患の発症機構には、遺伝要因、環境要因など複数の要因が関与する。その発症機構に関わる要因について分子レベルでの分析法について学び、また得られた膨大な分子情報の統合解析法を取り上げ、文献的な考察のもと議論検討することで科学的論理性を涵養することを目的とする。さらに、実際の応用方法について具体例を通じて理解を深めることも目標とする。この講義では、通して現代社会の中に存在する臨床検査学のさまざまな局面や問題点を倫理的な側面をも考慮して考える。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
A variety of factors, including genetic and environmental ones, are involved in the pathogenesis of infectious diseases, cancers, and immune disorders. The aim of this course is to help students discuss with bibliographical consideration and to develop a strong foundation in scientific logic on the analytic methods at the level of a molecule and the methods on integrated analysis of a huge amount of information of molecules on factors in the pathogenesis of diseases. Furthermore, to gain more insight on practical application through concrete examples is also the aim of this course. This course also introduces the many aspects and difficulties of Laboratory Sciences with ethical concerns in the modern world.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
感染症、がん、免疫疾患の発症機構に関わる要因について質量分析計や次世代シークエンスなどを用いた分子レベルでの分析法について説明できる。得られた膨大な分子情報のデーターマイニング手法や統合解析法を文献的な考察のもと説明できる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The participants can explain the analysis method at the molecular level, sing mass spectrometers and next-generation sequencing, for factors related to the pathogenic mechanism of infectious diseases, cancer and immune diseases. The participants can explain data mining method and integrated analysis method of the huge amount of molecular information obtained, based on bibliographical considerations.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
下記の内容を講義する。
担当が未定(川村先生の後任)の部分があり、開講時に確認・周知する。

1. 免疫疾患の発症機構についての発展的理解
2. 腫瘍生物学の総論・各論についての発展的理解
3. 薬剤耐性菌の耐性機序について発展的理解
4. オミクス解析手法について発展的理解
5. 外的要因による免疫修飾機構について発展的理解
Lectures (Omnibus)
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件:原則学部時代に「免疫学」「微生物学」「分子生物学」を、また前期課程で「生体防御情報科学特論」の講義を履修した学生。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業での平常点と与えられた課題に対するアプローチの方法、手法についての理解の正確性、結果についての考察力を評価する。さまざまな分子の遺伝子・蛋白レベルでの情報の統合力をもとに、豊かな想像力と使命感を持って課題を解説、報告する能力を評価し、総合点の6割程度以上を合格とする。
Grading will be decided based on the constructed thesis and their presentation.
教科書・テキスト
Textbook
適宜指示する。
参考書
Reference Book
課題や準備学習に必要な文献は適宜紹介し、また配布する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予めテーマが周知されている場合には関連する論文や教科書、参考図書などして調べておくこと。授業後に教科書や参考図書の該当する関連部分を読んで知識を深めておく。講義の中で重要な事項については、まとめることにより学んだ知識を復習し、より確実にする。課題は自主学習用ではあるが、発表やレポートとして提出する場合もある。
授業の進め方
How to proceed with the class
スライド中心に文献やプリントを参考にして議論を中心に行う。予めテーマが周知されている場合には教科書や参考書の該当部分を読んで調べておくことが必要で、その場合には予備知識があることを前提に議論を進める。
注意事項
Notice for Students
学部生時代に学ぶ「免疫学」「微生物学」「腫瘍生物学」などの分子レベルの生物学が確実に理解されていることが大前提であり、不果実な場合には、講義内容の理解は困難となる。
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
学部生時代に学ぶ「免疫学」「微生物学」「腫瘍生物学」などの分子レベルの生物学が理解できていないと講義は難解なものとなる。
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日英併用
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則対面で行うが、状況によっては遠隔講義。遠隔講の場合には担当教員によりオンデマンド型か同時双方向型(ライブオンライン)の講義として開講し、後者の場合はTeamsもしくはZoomを用います。詳細については開講前にNUCTから「お知らせ」として周知しますので、よく読んで対応してください。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)