授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 創薬分子構造学セミナーIICは、「多分野融合教育による次世代を先導する創薬基盤研究者」の養成を目的として、最先端の構造生物学・核酸化学の知見を広く原著論文、英文総説、解説書に求めつつ、その理論的背景についての造詣と展望を身に付けることを目的とします。 |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The Seminar on Molecular Structure of Drug Discovery IIC aims to train "basic researchers for drug discovery who will lead the next generation through multidisciplinary education", and broadly describes the knowledge of cutting-edge structural biology and nucleic acid chemistry. The goal of this course is to acquire broader knowledge and keen perspectives on the theoretical background through analyses of the original articles, reviews, and the established textbooks. |
|
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 本セミナーを履修する博士後期課程学生は、その主旨(最終的に英語原著論文を自律的に執筆できるようになる)を理解し主体的に取り組んだのちに、構造生物学の主要な三手法(電子顕微鏡、NMR、X線結晶解析法)や物理化学的分析法(CD、カロリメトリー、相互作用解析など)、有機化学的手法に立脚した構造制御法・分子設計技法、核酸医薬の体内動態制御などの、それぞれの原理の深い理解に基づいた適切な英語原著論文の初稿が執筆できるようになります。更に、原稿やデータに基づいた徹底的な討論と口頭発表・質疑応答の練習を通じて、インパクトの高い研究発表に必要な、課題設定能力、論理構築力や洞察力、情報発信能力が身につきます。 |
|
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本セミナーは、受講生の知識習得状況に応じて適切と思われる回数をセミナー発表者(主担当)として、それ以外の回は議論に参加する質問者として、セミナー形式で実施します。特に、それにより、最新の手法を理解しつつ、基礎生命科学と最先端創薬の双方に通用する研究力を養成します。
1. 構造生物学の主要三手法ならびに計算科学的手法、核酸化学的手法とその応用例について、最先端の論文や学会発表をとりまとめ、それを題材に総合的にディスカッションする形式のセミナーを行う。
2.単なる論文紹介・研究進捗状況発表にとどまらず、原著論文の序論部分(英文)やディスカッション部分の執筆の準備を始め、あるいは実際に開始する。先行研究の分析・ロジックの組み立て・研究成果の効果的な可視化などの思考法とプレゼンテーション技法を養う。
3.査読付き原著論文が査読を受けて掲載されるまでのしくみ、それに必要な英語での編集部とのやりとり、データ公開に必要な手続き、その準備などを実践を通じて身に付ける(オプション)。 |
|
|
履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 生命科学に関連する、大学院修士課程で学ぶ生物科学・物理化学・タンパク質科学ないし核酸化学の基礎知識を有することを前提とします。 |
|
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 研究報告・セミナーにおける発表、プレゼンテーション演習(研究科内の発表会や、外部での学会発表のための練習会など)の結果より到達目標に相当するレベルに達しているかを総合的に判断して合否判定をします。正当な理由なく課題未実施が著しい場合は不可とします。 |
|
|
教科書・テキスト Textbook | | 教科書を指定しないが、必要に応じて参考資料を配布する |
|
|
参考書 Reference Book | | |
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 原著論文読解の演習については、受講者の学習状況に併せて、事前に読解する複数の原著論文を指示します。また、受講者の自発的なテーマ設定による最新論文の紹介を歓迎します。プレゼンテーション演習においては、次回または本番までに、演習中に指摘された修正改善事項を適切に反映させたプレゼンテーション資料(および原稿)を、必ず作成することとします。 |
|
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 原則対面で行う(5階セミナー室を利用)。状況により、また資料のペーパーレス化推進のため、ハイブリッド形式とすることがある。 |
|
|
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | 遠隔授業(オンデマンド型)の場合の対⾯授業に相当する教育効果を確保するための措置(教員への質問⽅法、学⽣同⼠の意⾒交換の⽅法)は、 創薬HPをご覧ください。※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、TACTの授業サイト又は創薬HPで案内します。 |
|
|