時間割コード
Registration Code
0011415
科目区分
Course Category
基礎セミナー
First Year Seminar
科目名 【日本語】
Course Title
基礎セミナー
科目名 【英語】
Course Title
First Year Seminar
使用言語
Language Used in the Course
日本語
テーマ(基礎セミナーのみ)
Theme of First Year Seminar(First Year Seminar Only)
災害をもたらす気象現象の理解
担当教員 【日本語】
Instructor
篠田 太郎 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SHINODA Taro ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅰ 月曜日 4時限
I Mon 4


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
少人数のセミナーの形式で,大学で学び研究するための最も基本的なスキル(コモン・ベーシック)としての読み(文献調査,考察,検討),書き(まとめ,報告書作成),話す(討論,発表)を中心とした多面的な知的トレーニングを行います。さらに「知の探究のプロセス」と「学問の面白さ」を学び,自立的学習能力を身につけることを目的としています。教員の研究分野に応じて多様なテーマが用意されています。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
This course is conducted in the form of a seminar with small groups. We will provide multifaceted intellectual training focused on reading (literature research, consideration, examination), writing (summary, report writing), and speaking (discussion, presentation) as the most basic skills (common basic) for learning and studying at university. Through this, our goal is to learn the "process of knowledge exploration" and "the fun of learning" and to acquire the independent learning ability. A wide variety of themes are prepared according to the research field of the instructors.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
日本では、毎年のように大雨による洪水や土砂崩れ、竜巻などの突風、豪雪などの気象災害に見舞われている。これらの気象現象について、その発生メカニズム、発生条件、危険への対処方法などを理解することを目的とする。このような現象を理解するために、異なる分野の学生同士での議論を行うこと、英語文献を目的をもって読んでみること、インターネットやAIを駆使した調査を行ってみること、調査結果をレポートとしてまとめて記述すること、そしてまとめた内容を発表してみることなど、将来、卒業論文の執筆や社会人として必要とされるスキルの実践を行ってみる。
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
Japan has recently faced frequent weather disasters, such as flash floods and landslides caused by torrential rainfall, gust wind (tornadoes), and heavy snowfall almost every year. The aim of this course is to understand the mechanisms and occurrence conditions of these phenomena as well as our treatment in emergency situations. In order to understand these phenomena, you will put skills into practice; making discussions with students from different fields, reading English literature, surveying related topics using the Internet and AI, writing reports on the topics, and making presentation. These skills will be necessary to write graduation theses and work in your future.
授業の内容や構成
Course Content or Plan
初回にセミナーの進め方を受講者に説明する。その後、受講者単独、もしくは数名のグループで、様々な気象関連の情報収集や天気図の描画などの実践を行う。また、毎回、複数の発表者により前週の気象状況や調査実践の内容を口頭で簡単に紹介してもらう時間を設ける。発表内容に対して、教員がコメントするとともに、受講者全員の間で質疑を行う。また、1~2回をかけて、発表を行う際の準備方法や実践のテクニックを教員から紹介する。英語文献の輪読では、教員の選んだ文献(教科書もしくはレビュー論文)を全員で読み進め、段落ごと、節ごとに著者の主張したいことを読み取ることを目指す。論文の構成や記述方法についての説明を行い、卒業論文執筆時に役立つ技術の獲得を目指す。

実践の内容は以下の通り。
・様々な気象災害の概観(講義形式)
・ハザードマップの確認
・天気図の描画
・気象情報の入手サイトの紹介と入手
・気象現象を理解するための調査
・プレゼンテーション手法の講義と実践
・英語文献の輪読
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
セミナーへの参加状況、質問を積極的に行っているかを行っているかを毎回評価する。発表者に当たった際の発表内容も評価する。履修取り下げ時には担当教員(篠田)まで連絡し、承認を受けられたい。
教科書
Textbook
必要に応じて授業で示す。
参考書
Reference Book
必要に応じて授業で示す。
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
気象現象や防災に関連したニュースなどに関心をもつことが重要であるため、天気予報や災害情報の内容についての疑問などを発表者として当たった際に紹介してもらう。セミナーの内容に関連して、適宜、調査や考えたことについてのレポートを課す予定である。
注意事項
Notice for Students
特になし。
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
こんにちは。宇宙地球環境研究所の篠田太郎です。大学時代から気象に興味をもち、研究者になってしまいました。気象学の中での専門は大雨・大雪・突風・雷など積乱雲によってもたらされる気象現象(メソ気象学)です。
気象現象は、毎日の生活で「暖かい・寒い」や「晴れている・雨が降っている」など身近で体験できる一方で、大雨や大雪などにより私たちの生活を脅かす存在になったりします。そこで、生活を脅かす気象現象はどのようなものであるか、どのように発生するのか、避けるためにはどうすれば良いのかなどを、参加者で議論しながら知っていただくことを目指したいと考えております。
また、基礎セミナーの中で、議論をすること、英語の文献を読んでみること、インターネットやAIを使って調査を行ってみること、調査結果をレポートしてまとめて発表してみることなど、卒業論文の執筆や社会人になってから必要とされる能力を試してみることもやろうと考えています。
なお、気象予報士の試験対策は考えておりませんので、その点はご了承ください。うまくできるか分かりませんが、楽しくやることを目指したいと考えています。セミナーを通じて、様々な気象現象に興味をもってもらえると良いと思います。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)
対面授業の場合の講義室は、時間割B表(名大ポータル>教養教育院ページ掲載)を確認すること。