学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
学部
時間割コード
Registration Code
0030017
科目名 【日本語】
Course Title
[岐大連携]連携開設科目(世界農業遺産入門)
科目名 【英語】
Course Title
Collaborative Courses(Introduction to Globally Important Agricultural Heritage System(GIAHS))
使用言語
Language Used in the Course
日本語
担当教員 【日本語】
Instructor
伊藤 浩二 ○
担当教員 【英語】
Instructor
ITO Koji ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅲ その他 その他
III Other Other


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
連携大学の開講する特色ある授業科目の履修を通じて,幅広い内容の理解をすすめ,教養ある「勇気ある知識人」の資質を涵養する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
This course deepens studentsʼ understanding of a wide range of content and fosters the quality of well-educated “courageous intellectuals” though the distinctive courses offered by partner universities.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
本講義では世界農業遺産という国際的な認証システムを通して、農業・林業・漁業をはじめとした一次産業が、地域の自然と調和し持続的に成立している「社会生態システム」を体験的に理解することをねらいとする。

岐阜県長良川上中流域の4市区域(郡上市、美濃市、関市、岐阜市)は、2015年に国連食糧農業機構(FAO)により「清流長良川の鮎」として世界農業遺産(GIAHS)に認定された。流域に約86万人の人口を抱え、都市部を流れる川でありながら流域の人々の不断の努力により清流が保たれ、アユをはじめとする豊かな生物多様性が維持されている。アユだけにとどまらず豊かな清流は地域の経済や歴史、食・文化と深く結びついており、このような人の生活、水環境、漁業資源が密接に関わる里川(さとかわ)全体のシステムを「長良川システム」と呼ぶ。

この長良川システムを社会生態システムと捉え、その持続性を維持している仕組みについて、世界農業遺産を所管する岐阜県里川・水産振興課と連携のもと、フィールドワークを通じて学ぶと共に、現代においてその持続性を危うくする様々な社会問題・環境問題に対してどのように対処することができるか、学生諸君の若い感性で感じ取り、アイデアを検討し、提案してもらいたい。

<到達すべき目標>
・世界農業遺産に関する概念・キーワードについて、自身の言葉で説明することができる。
・岐阜県における世界農業遺産の事例について体系的に理解し、その魅力と課題を自身の言葉で説明することができる。
・世界農業遺産を通じて、持続可能な社会生態システムの在り方を検討し、その将来展望や更なる発展のアイデアについて、自身の考えを述べることができる。
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
・Be able to explain the concept and key words related to Globally Important Agricultural Heritage Systems in your own words.
・Be able to systematically understand the examples of Globally Important Agricultural Heritage Systems in Gifu Prefecture and explain their appeal and issues in your own words.
・Be able to consider the ideal state of sustainable social and ecological systems through Globally Important Agricultural Heritage Systems and express your own ideas about future prospects and further development.
授業の内容や構成
Course Content or Plan
1 ガイダンス ※オンラインおよびオンデマンドで4月16日(水)13:00~14:30に実施

2 世界農業遺産と各地の認定地事例紹介 ※オンデマンド開講

3~5 世界農業遺産「清流長良川の鮎」フィールドワーク ※バス見学
源流の植林現場見学、普及啓発施設(あゆパーク)見学、郡上八幡の水郷見学、魚苗センター見学等

6~7 世界農業遺産「清流長良川の鮎」の現場実践者によるレクチャー
8 フィールドワーク振り返り(グループワーク)
9 課題解決の提案①(グループワーク)アイデア創出
10 課題解決の提案②(グループワーク)発表準備
11まとめと成果発表(中間)

12 課題解決アイデアの実践①
13 課題解決アイデアの実践②
14 課題解決アイデアの実践③
15 まとめと成果発表(最終)

※フィールドワーク(3~5)およびレクチャー・グループワーク(6~15)は8月中旬~下旬ごろに開講予定です。
現地フィールドワークは日帰りを予定し、JR岐阜駅を集合解散場所とする予定です。なお、フィールドワークおよびグループワークの一部は、他大学・高校の学生・生徒と合同で実施する場合があります。

※カリキュラム構成は検討中の部分を含むため、詳細はガイダンス時に説明します。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
<成績評価の方法>
小テスト(10%)、グループワークの参加態度および口頭発表(40%)、レポート試験(50%)で評価し、<到達度評価の観点>に記載した内容が達成されることを単位認定の基準とします。

<到達度評価の観点>
・課題発見力:世界農業遺産の現状を分析・把握し、課題を明らかにすることで解決に取り組む準備ができている。
・論理的思考力:世界農業遺産について、自然および人間社会の両面から物事を分析、統合、比較、関係づけて論理立てて思考することができる。
・創造的思考力:生態系と人間活動の関係を踏まえた上で、課題解決につながる新たな発想を生み出すことができる。
・計画力:課題解決のプロセスを理解した上で、課題解決に向けた計画が立案できる。
・実行力:目的を設定し、他者と協働して実行することができる。
・管理力:目的に向かって、自身やチームの行動や活動をコントロールできている。
・傾聴力:相手の意見を理解しながら聞くことができる。
・発信力:客観的な事実や観察を元に、自分の意見を分かりやすく伝えることができる。
・状況把握力:自分と周囲の関係性を理解し、その場の状況が把握できる。

<履修取り下げの扱い>
履修取下げの際は申し出が必要です。申し出がなくフィールドワークや講義の欠席、レポート未提出の場合、評価は「F」とします。
教科書
Textbook
必要に応じて授業で示す。
参考書
Reference Book
世界農業遺産「清流長良川の鮎」の概要については、岐阜県里川・水産振興課のWEBサイト(https://www.pref.gifu.lg.jp/page/56640.html)に資料が掲載されているので、目を通してほしい。

世界農業遺産については、以下の参考書を示すほか、必要に応じて講義中に紹介する。

武内和彦 (2013). 世界農業遺産: 注目される日本の里地里山. 日本: 祥伝社.
世界農業遺産BOOK編集制作委員会(2015). 世界農業遺産: 次世代につなぐ美しい農の風景. 日本:家の光協会
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
参考書ならびに関連資料に目を通すほか、関連する最近のニュース等に注目しておいてください。
オンデマンド講義について講義の感想や質問に関するレポートを課します。また、講義内で宿題を示す場合があるので、指示に従うこと。
注意事項
Notice for Students
フィールドワークでは昼食代などを除き、参加費は徴収しない予定です。
夏のフィールドワークなので、帽子やタオル、水分補給など、熱中症予防対策を各自、怠らないこと。
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
世界農業遺産はユネスコの世界遺産と比べて聞きなじみがないかと思いますが、農林水産業などのなりわいと密接に結びついた持続可能な社会生態システムとして、世界的に重要性が認められ、年々その認知度が高まっています。この科目を通じて、岐阜県にある世界農業遺産を知り、その魅力を五感で感じてほしいと思います。そして、学生視点で農業遺産にまつわる課題解決の提案を行っていただけることを期待します。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
B-2)対面授業科目(一部遠隔:オンデマンド)として、集中講義形式で大学以外の場所で実施します。会場や集合場所についてはガイダンス時に案内します。