学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
学部
時間割コード
Registration Code
0012202
科目名 【日本語】
Course Title
歴史学
科目名 【英語】
Course Title
History
使用言語
Language Used in the Course
担当教員 【日本語】
Instructor
斎藤 夏来 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SAITO Natsuki ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅰ 火曜日 2時限
I Tue 2


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
単に過去の出来事を叙述するのが歴史学ではありません。たしかに歴史学は史料(おもに文献史料)を材料とし,厳密な史料批判や考証を行うことによって人類の過去の足跡,人間という存在の多様性を明らかにしようとします。しかし,同時にそれを通じて自分の生きている時代と世界を相対化し,客観的に見る習慣を身につけることも歴史研究の大きな目的の一つです。その意味で歴史学は激動の現代に生きる人間に必須の教養といえるでしょう。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
Study of history is beyond just describing past events. It is true that history has been studied using historical records (mainly historical documents) as materials, and we have tried to clarify the past footprints of mankind and the diversity of the existence of human beings by conducting rigorous criticisms and examinations of historical records. At the same time, it is also one of the most important goals to study history to get into the habit of relativizing the times and the world in which we live and looking objectively through it. In this meaning, study of history is an essential education for us who survive this turbulent modern times.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
歴史史料を丁寧に読解し、高等学校までは、既存の「知識」として与えられている事柄が、史料からどのような手続きを経て導き出されているのかを体感する。現代とは無関係な「過去」に対しても鋭く想像力を働かせ、現代人に厳しく求められている「他者」理解へのヒントを得る。
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
Understand that, like other sciences, history is a scientific way of thinking based on grounds and mutual criticism.
授業の内容や構成
Course Content or Plan
数学の公式が単なる知識ではなく、その導き出し方を知っておくべきなのと同じように、歴史上の「知識」も、過去の人々の肉声を伝える史料からどのように導き出されたものか、本当は知っておくべきです。この授業は、高等学校の日本史でも学ぶ基礎的な「知識」のもととなる日本古代から近現代にわたる史料について、受講者と教員との質疑応答を重視しながら検討します。一回当たり、2~3点の史料を扱います。以下は、現時点で扱う予定の史料(テーマ)ですが、適宜変更する可能性があります。
1.(471頃)稲荷山・江田船山古墳出土太刀銘(大和王権の全国統一とは)ほか
2.(600頃)「隋書」巻81倭国伝(聖徳太子の焦り)ほか
3.(704-743頃)墨書土器と木簡(文字か記号か)ほか
4.(713頃)常陸風土記(開墾と神)ほか
5.(799)太政官符ほか(律令国家の農業政策)ほか
6.(1271頃)高麗牒状不審条々(蒙古襲来の別側面)ほか
7.(1316)日根野村荒野絵図(村落景観の中世と近世)ほか
8.(1655)江戸幕府長崎奉行宛・薩摩藩家老連署状(鎖国の実情)ほか
9.(1658)近江国蒲生郡中野村組頭中請書(武士よりも百姓の時代)ほか
10.(1852)米・ニューヨーク・クーリエ誌(ペリー遠征に関する論評)ほか
11.(1854-58)松平乗全関係文書(都市の不穏状況)ほか
12.(1878)久米邦武「米欧回覧実記」より(文明開化とは)ほか
13.(1919)ヴェルサイユ平和条約第一三編より(戦争の終わらせ方)ほか
14.(1932)西園寺公望覚書(天皇と首相)ほか
15.(1935)胡適書翰(戦争の始め方)ほか
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
質疑を重視する講義なので、指名された場合などは発言する必要があります。また、日本史史料である古文・漢文・原本くずし字図版等の読解意欲を要します。ただし読解力の水準は、高等学校で古文・漢文を習った記憶がある、という程度で大丈夫です。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
毎回のコメントペーパーと簡単な期末筆記試験60%(希望者はレポートに替えることも可)、質疑への積極的な参加40%を目安とします。
教科書
Textbook
タクト上に史料レジュメデータ配付します。
参考書
Reference Book
「知識」に不安があるという人は、高等学校の日本史教科書・参考書類を各自準備すること(必須ではありません)。その他、適宜指示します。
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
事前に配布する史料レジュメに目を通し、質疑応答に参加できる準備をしておくこと。
注意事項
Notice for Students
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)
対面授業の場合の講義室は、時間割B表(名大ポータル>教養教育院ページ掲載)を確認すること。