学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
学部
時間割コード
Registration Code
0013206
科目名 【日本語】
Course Title
比較文化論
科目名 【英語】
Course Title
Comparative Studies of Cultures
使用言語
Language Used in the Course
日本語
担当教員 【日本語】
Instructor
林 謙一郎 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HAYASHI Kenichiro ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅰ 水曜日 2時限
I Wed 2


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
今日の世界では,文化的背景の相違に根ざした対立や紛争が深刻化しつつあります。このような世界に暮らす私たちには,まず文化の多様性を承認しようとする姿勢が必要です。しかしながら,一方で文化の多様性を強調するあまり,異文化をあたかも別世界の人々の話として「他者化」することは,人間としての共感を失わせ,結果的に異文化に対する無理解や無関心につながる恐れもあります。そこで本科目では,文化を相互に比較する作業をつうじて,文化の多様性だけでなく,それらにみられる共通点にも注目し,人間と文化に関する普遍的な知見と視野を学ぶことを目的とします。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
In today's world, conflicts and disputes based on differences in cultural backgrounds are becoming more and more serious. Living in such a world, we need to be willing to recognize the diversity of cultures. However, if we emphasize cultural diversity too much and “otherize” other cultures as if they were the stories of people in another world, we may lose our empathy as human beings, which may ultimately lead to a lack of understanding and indifference toward other cultures. The purpose of this course is to learn universal knowledge and perspectives on human beings and culture by focusing on not only the diversity of cultures but also the commonalities among them through the process of comparing them with each other.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
本講義では,東西両世界の文化における「歴史」の概念について考える。具体的には,両世界それぞれで「歴史の父」と呼ばれる人物と,その著作について検討することで,比較の視点から両世界における「歴史」に対するとらえ方の相違について考える手がかりを得,それによって客観的・多面的に過去および現在の国際社会について考える脂質を習得することが目標である。
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
授業の内容や構成
Course Content or Plan
授業の内容や構成
1. 導入:2人の「歴史の父」―ヘロドトスと司馬遷―(1回)

2. ヘロドトス『歴史』を読む(5-6回程度)
 ヘロドトスの生涯,『歴史』の体例,エジプト・スキタイの記述に見る異文化観など

3. 司馬遷『史記』を読む(5-6回程度)
 司馬遷の生涯,中国史書の体例(紀伝体),四夷伝にみる司馬遷の異文化観など

4. 『歴史』と『史記』との比較(2-3回程度)
 (内容,体例の特徴,執筆意図,後世への影響など)

5. まとめと評価(1回)
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
歴史・歴史学に関心があること。古代史の基本的な知識があることが望ましいが,未履修者にも配慮して講義中に説明を加える。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業後に不定期で小テストを実施(5-6回,合計20%)/期末試験(課題)(80%)。
履修取り下げの際は申し出ることが必要。申し出がなく試験を欠席(課題未提出)した場合,評価は「F」とする。
教科書
Textbook
特に指定しない。講義のスライドおよび配布資料を,TACTを通じて配布する。
参考書
Reference Book
藤縄謙三『歴史の父 ヘロドトス』(新潮社) 978-4103734017
宮崎市定『史記を語る』(岩波新書ほか) 978-4003313329
『歴史』『史記』に関する解説書は数多いが,ここではそれぞれについて一点ずつあげておく。これ以外は授業中に適宜紹介する。
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
講義の2日前(予定)までにTACTの授業サイトにスライド・配付資料を掲載するので、あらかじめそれらに目を通したうえで授業に参加すること。内容に関する質問を,授業の前日までに提出してくれれば,できる限り授業中に回答する(質問の提出は授業後でももちろん構わない)。

世界史未習者は,一般的な概説書(授業中に紹介する)を講義終了までに最低1冊は読むこと。
注意事項
Notice for Students
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
『キングダム』から中国古代史に関心を持った人も,塩野七生氏の著作からギリシア・ローマ史に関心を持った人もいると思います。もちろんきっかけは何でもいいのですが,この授業ではできるかぎり司馬遷・ヘロドトスの原点(もちろん日本語訳を使います)を通して,当時の人のものの考え方,また東西世界でそれぞれ最初の「世界史」をまとめた二人のものの考え方に触れてもらえればと思います。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
B-1)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向) 基本的に対面授業で行いますが,どうしても教室に来ることが困難な場合のために同時双方向(Teams)を併用します。ただし最低7回以上対面授業に参加することが単位認定の条件です。
対面授業の場合の講義室は、時間割B表(名大ポータル>教養教育院ページ掲載)を確認すること。