時間割コード
Registration Code
0030086
科目名
Course Title
特別支援教育
担当教員
Instructor
野村 あすか ○ 大山 卓
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅲ その他 その他
III Other Other
対象学年
Year
2・3・4年,その他


授業の目的及びねらい
Goals of the Course
さまざまな障害等により特別の支援を必要とする子どもの心身の発達、および学習上・生活上の困難さについて理解する。また、個別の教育的ニーズを踏まえた支援の方法や、教職員・関係機関・保護者等との連携の在り方について理解する。
授業内容
Course Content / Plan
【事前課題】 自分自身の障害観や、障害のある子どもへの支援に対する考え方について、レポートにまとめて提出する(詳細については、8月頃にTACTの授業サイトにて案内する)。

【授業のスケジュール】
第1回 特別支援教育とは(担当:野村)
 特別の支援を必要とする子どもに対する教育の歴史を概観しながら、現在の特別支援教育の理念や仕組みを理解する。

第2回 特別の支援を必要とする子どもの理解(担当:野村)
 さまざまな障害によって特別の支援を必要としている子どもの心身の発達、および学習上・生活上の困難さについて理解する。

第3回 障害はないが特別の教育的ニーズのある子どもの理解(担当:野村)
 母国語や貧困の問題等により特別の教育的ニーズのある子どもの学習上・生活上の困難さ、およびその対応について理解する。

第4回 発達障害および軽度知的障害への支援(担当:大山)
 発達障害および軽度知的障害の障害特性と具体的な支援方法について理解する。

第5回 特別支援教育に関する教育課程(担当:大山)
 通級による指導や自立活動等、特別支援教育の教育課程を理解する。

第6回 特別支援教育の進め方および関係機関連携(担当:大山)
 実態把握を踏まえた個別の教育支援計画・個別の指導計画の活用および関係機関・保護者との連携の在り方を理解する。

第7回 特別支援を必要とする子どものライフサイクル(担当:野村・大山)
 家族をゲスト講師として招き、特別の支援を必要とする子どものライフサイクルと年齢段階に応じた支援の在り方を学ぶ。

第8回 全体ディスカッション(担当:野村・大山)
 第1-6回の授業内容に関する質疑応答を行う。また、グループディスカッションにより、講義を通しての学びについて整理するとともに、自分自身の障害観などについての理解を深める。

【定期試験】 レポート試験を実施する。

集中講義の日程は、3月中旬以降に教職課程ホームページに掲載される「2025年度教職課程の手引」内の「2025年度開講一覧」→●集中講義で実施する講義の日程についてを確認してください。

教職課程ホームページ
https://web-honbu.jimu.nagoya-u.ac.jp/gakumu/gakumubu/karte/top.html
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
成績評価:事前課題5%,授業への積極的参加および授業内で提出する小レポート40%,レポート試験55%で評価を行う。総点60%以上の場合に単位を認定する。

WとFの判断基準:履修取り下げの際には申し出を必要としない。全8回の授業のうち2回以上欠席した場合およびレポート試験におけるレポートが未提出の場合は「W」扱いとし、これ以外はA+・A・B・C・C-・F(2020年度以降入学者)あるいはS・A・B・C・F(2019年度以前入学者)のいずれかの評価とする。
教科書
Textbook
教科書は使用しない。
参考書等
Reference Book
文部科学省 2021 障害のある子供の教育支援の手引~子供たち一人一人の教育的ニーズを踏まえた学びの充実に向けて~ ジアース教育新社(文部科学省Webページからもダウンロード可)
文部科学省 2018 特別支援教育要領・学習指導要領解説 自立活動編(幼稚部・小学部・中学部) 開隆堂(文部科学省Webページからもダウンロード可)
一般財団法人特別支援教育士資格認定協会(編) 花熊暁・鳥居深雪(監修) 2023 特別支援教育の理論と実践[第4版] 全3巻 金剛出版
松本真理子・永田雅子・野邑健二(監修) 2016 心の発達支援シリーズ 全6巻 明石書店

その他の参考書については、授業中に適宜紹介する。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面で実施する。