授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 聖典『バガヴァッド・ギーター』の講読を通して、インド哲学の諸前提や世界観、倫理観に親しむ。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course aims to introduce students to the general ideas of Indian Philosophy through Bhagavad-gita. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 世界で最も読まれているインド哲学の文献は『バガヴァッド・ギーター』であろう。神クリシュナが親友の王子アルジュナに、苦しみから解放されるための、知識と行為と信仰のヨーガを説く聖典であり、叙事詩『マハーバーラタ』に組み入れられて伝承されてきた。ヒンドゥー教の重要な聖典であると同時に、信仰を超えた価値をもつものとして、欧米や日本でも翻訳によって読まれている。読んでみるとなかなか言っていることが分かりづらいのだが、これが分かると、インド哲学のおもしろいところ、すごいところ、びっくりするところが見えてくる。インド哲学を代表する文献なのに、インド哲学の正統派とはかなり毛色が違っており、このことこそが絶対矛盾的自己同一なインド哲学を成立させている。
この講義では、この聖典の文献学的な問題を論じ、また全章解説を目指して内容に踏み込み、哲学的問題を検討していく。
第1回:『ギーター』の概要 第2回:『ギーター』の文献学的問題 第3回:1章 問題の所在 第4回:2章 総論 第5回:3、4章 行為のヨーガと知識のヨーガ 第6回:5、6章 行為の放擲 第7回:7章 神について 第8回:8章 ブラフマン 第9回:9、10章 世界 第10回:11章 神と時間 第11回:12章 信仰のヨーガ 第12回:13、14章 世界の成り立ち 第13回:15章 生命の木 第14回:16〜18章 解脱 第15回:まとめ |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | とくにない。インド哲学概論やサンスクリット語の知識は前提としない。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 小テストを評価対象とする平常点を50%、期末試験またはレポートを50%とし、合計60点以上で合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 上村勝彦訳『バガヴァッド・ギーター』岩波文庫、1992年。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 新しい用語や概念をたくさん学ぶので、復習に力を入れること。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。レポートを提出しない場合は「欠席」とする。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | B-3)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向・オンデマンドの併用) |
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