授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 愛知県名古屋市中区大須を調査地として、調査地に関する文献研究、調査計画の立案、フィールドワークの実施、調査データの整理・分析、報告書の作成という、文化人類学の一連のフィールドワークの手法を実践的に習得することを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course deals with the methodology of anthropological fieldwork. The participants are requested to acquire a practical knowledge of a series of fieldwork methods in cultural anthropology: literature research on the research field, planning the research, conducting the fieldwork, organising and analysing the research data, and writing the report. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ・文化人類学のフィールドワークの目的と方法論を理解している。 ・文化人類学のフィールドワークの手法を習得し、フィールドワークを実践できる。 ・フィールドワークをもとに地域を理解し、地域において課題を発見することができる。 ・調査報告書を執筆することができる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | この授業は、2コマ連続、合計60時間の実習形式であり、デスクワークとフィールドワークからなる。 愛知県名古屋市中区大須を調査地として、調査地に関する文献研究、調査計画の立案、フィールドワークの実施、調査データの整理・分析、報告書の作成という、文化人類学の一連のフィールドワークの手法を実践的に習得する。
1.オリエンテーション 2.フィールド実習にむけた準備・先行研究の検討 3.フィールド実習(1)研究対象との関係構築 4.フィールド実習(1)の成果報告・振り返り 5.フィールド実習(2)にむけた準備 6.フィールド実習(2)データ収集と聞き取り調査 7.フィールド実習(2)の成果報告・振り返り 8.調査データの整理 9.フィールド実習(3)データの補足収集 10.フィールド実習(3)の成果報告・振り返り 11.調査データの分析 12.報告書の作成 13.報告書の推敲 14.研究報告 15.総括 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 文化人類学分野・専門の学生を対象とする。文化人類学フィールド実習IIaと合わせて履修することが望ましい。文化人類学フィールド実習IIaを履修していない学生は、事前に担当教員に相談すること。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 60点以上を合格とする。授業目的の達成度、ならびに調査報告書の内容を評価の基準とする。なお、調査報告書は8,000字以上を執筆することが目安である。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | ・『名古屋市史』 ・大野一英 1979『大須物語』中日新聞本社。 ・名古屋タイムズ・アーカイブス委員会 2010『大須レトロ』樹林社。 ・上野和夫 1987『民俗調査ハンドブック』吉川弘文館。 ・佐藤郁哉 2006『フィールドワーク―書を持って街へ出よう』新曜社。 ・李仁子・金谷美和・佐藤知之 編著 2008『はじまりとしてのフィールドワーク―自分がひらく、世界がかわる』昭和堂。 ・宮本常一、安渓遊地 2007『調査されるという迷惑 増補版』みずのわ出版。
*これらのほかにも、授業中に適宜、紹介する。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 配布された資料や文献などにはよく目をとおし、不明な点や疑問点などを整理しておく。文化人類学、フィールドワーク方法論、民俗学など関する知見も自主的に深めるとともに、地域社会の歴史や現状を含む総合的な地域研究としての視点をもつように心がける。フィールドワークの実施に先立って対象となる地域の特徴などを理解しておくと同時に、自主的に研究を進め、各自の課題を確実にこなして準備した上で授業に臨むことが求められる。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。
『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | 文化人類学分野・専門の学生を対象とする。 この授業は、2コマ連続、合計60時間の実習形式である。 フィールド実習は、授業時間中に愛知県名古屋市中区大須に3~4回程度行って日帰りで実施するが、土曜日・日曜日にも授業を実施することがある。大須までの往復交通費は受講者の自己負担である。
文化人類学フィールド実習IIaと合わせて履修することが望ましい。 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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