授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | この授業では、古代地中海世界の諸都市について古代ギリシア・ローマを専門とする教員が、文学作品・史料・考古学的成果などをもとに論じる。様々な研究成果をもちいて解説される、古代地中海世界の都市の諸相に接することで、そこに生きた人々の営みについてより深く理解する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This lecture focuses on different cities that flourished in ancient Mediterranean world. The lectures are given by scholars specializing in Ancient Greece and Ancient Rome, we fully employ literary and historical texts as well as archaeological evidence. Through the lecture, it is hoped that students will familiarize themselves with various resources showcased in this series and understand the life and afterlife of those people lived in classical antiquity. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 古代地中海世界の諸都市について、その発展と衰退を知り、それぞれの都市の結びつきについて体系的に理解することを目的とする。ギリシア・ローマと二分して研究されることが多い西洋古典学・西洋古代史であるが、双方を学ぶことを通して、二つの異なる時代の文化圏がどのような接点を持ち、あるいは違いを有していたのかを知る。このことを通して、より豊かな古代地中海世界の在り方を考えるのが、本講義の最終的な到達目標と言える。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 古代地中海世界の都市の諸側面
本講義では、一回ごとに異なる都市について解説を行う。各回に登場する都市・地域は異なるが、これらの中には政治的・文化的・思想的に結びついているものもある。本講義で諸都市を見通すことで、それぞれの関わりについて検討していく。
1. イントロダクション: 古代地中海世界の都市性 (川本&周藤) 2. ギリシアのなかのギリシア:アテネ (周藤) 3. 都市のない都市:スパルタ (周藤) 4. オイディプスの故郷:テーベ (周藤) 5. ヘラ女神とポリュクラテスの都市:サモス (周藤) 6. シチリアのギリシア都市:シュラクサイ (周藤) 7. ヘレニズム文明の中心市:アレクサンドリア (周藤) 8. ローマに遺贈された都市:ペルガモン (周藤) 9. ローマ世界に影響を与えた都市:ペラ (川本) 10. 永遠の都:ローマ (川本) 11. 火山によって埋没した都市、ポンペイ (川本) 12. ポンペイ以外からは何が言えるのか?:ヘルクラネウム・スタビアエ (川本) 13. ローマ帝国の周縁(東):ロンドン・リヨン・ヴィンドランダ (川本) 14. ローマ帝国の周縁(西):エフェソス・アフロディシアス (川本) 15. ローマのその後、ラヴェンナ・コンスタンティノポリス (川本) |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 平常点(3割)、期末試験ないしレポート(7割) 期末試験ないしレポート課題については、イントロダクション時に説明する。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 特にないが、各回の授業時に紹介される書籍や論文の中で興味をひかれるものがあれば、授業後に参照する。 |
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参考書 Reference Book | | 周藤芳幸編『世界歴史の旅 ギリシア』山川出版会、2003年。 本村凌二編『ローマ帝国と地中海文明を歩く』講談社、2013年。 その他の参考文献については、授業時間中に指示する |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 各回の授業で配られるプリントを読むこと。また、レポート執筆の際には必要な参考文献などを繙く必要がある。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 履修取り下げ制度を利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | 教員の学務ゆえやむを得ず遠隔にすることもありますが、基本的には対面開講です。 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | B-3)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向・オンデマンドの併用) |
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