時間割コード
Registration Code
0264520
科目名
Course Title
社会科・公民科教育法Ⅰ
担当教員
Instructor
山田 孝 ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 5時限
Spring Mon 5
対象学年
Year
2・3・4年、その他


授業の目的及びねらい
Goals of the Course
社会科教育のすばらしさ、やりがいについて実践的に学ぶ。グループワークを中心に、学生の主体的な参加を促し、「主体的・対話的で深い学び」を実現するためのスキルや授業方法を身につけることを目指す。同時に社会科教員として必要な地理的認識、歴史的認識、社会的認識を醸成し「主権者」を育成するための社会科教育の在り方について考える。特に社会科・公民科教育法Ⅰでは、「学習指導要領」に記載された高等学校公民科の内容理解を中心に授業を展開し、あわせて中学校社会科の基本理念に対する理解も深める。
また、社会科・公民科教育法Ⅱで行う模擬授業の実践に向けて、学習指導案の作成にも取り組む。学習指導案については、細案の完成を目指す。
授業内容
Course Content / Plan
第1回 講義の概説解説 社会科・公民科の目標と生徒理解の基礎を学ぶ 
第2回 戦前・戦後日本の社会科系科目・公民科教育から教科構造を学ぶ
第3回 新課程社会科・公民科のねらいと学習指導案作成の基礎を理解する 
第4回 社会科・公民科授業方法の基礎理解 石井英真著『授業作りの深め方』を学ぶ
第5回 社会科・公民科授業の情報機器の活用法と教材開発を実践的に分析する
第6回 社会科・公民科の学習評価のあり方について(評価と評定の違い)   
第7回 公民的資質の形成と今日的課題
第8回 社会科・公民科教育の発展学習としての「探究活動」
第9回 社会科・公民科授業における「資質・能力」について考察する
第10回 授業実践の研究(その1)新科目「公共」の学習指導案検討 実践例「思考実験」 
第11回 授業実践の研究(その2)政治経済の学習指導案検討 実践例「有権者教育」「模擬裁判」 
第12回 授業実践の研究(その3)倫理の学習指導案検討 実践例「科学倫理」
第13回 社会科・公民科の授業で「主体的・対話的で深い学び」を実現するために
第14回 社会科・公民科教育の今後についてSDGsと「シティズンシップ教育」
第15回 授業の総括とまとめレポートの作成・指導                                              
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
1 グループ活動など授業への積極的な参加度(積極的に授業に参加すること)     40%
2 毎回の課題の提出、学習指導案の作成、課題レポートの提出等  20%
3 定期試験  40%
以上をふまえて総合的に評価する。
WとFの判断基準:履修取り下げ制度は採用しない。6回以上欠席した場合,あるいは,定期試験を欠席した場合を「W」と扱い,これ以外はA+,A,B,C,C-,F(2020年度以降入学者)あるいはS・A・B・C・F(2019年度以前入学者)のいずれかの評価とする。
教科書
Textbook
文部科学省 (著)『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編』 東洋館出版社  2018年
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4491034713 文部科学省 (編集) 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 公民編』  東京書籍  2019年    ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4487286331
参考書等
Reference Book
石井英真 (著) 『授業づくりの深め方:「よい授業」をデザインするための5つのツボ』ミネルヴァ書房 2020年
 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4623087709                                                       社会認識教育学会 (編集) 『中学校社会科教育・高等学校公民科教育』 学術図書出版社 2020年
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4780606812
授業開講形態等
Lecture format, etc.
教職科目は、学生による協働学習を重視しているので全て対面授業で行う。しかし、状況によってはOn-lineによる授業に切り換えることもある。