学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2021332
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
哲学倫理学P
科目名 【日本語】
Course Title
西洋哲学史基礎演習Ⅱ(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Introductory Seminar on Western Philosophy II (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMPH5106J
担当教員 【日本語】
Instructor
岩田 直也 ○
担当教員 【英語】
Instructor
IWATA Naoya ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 4時限
秋 月曜日 5時限
Fall Mon 4
Fall Mon 5
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中専修・社会、
高専修・公民
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
セクストス・エンペイリコス『ピュロン主義の概要』第一巻を読む


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
西洋古代哲学における原典を古典ギリシア語で読み解き、註釈や研究論文などの関連文献も参照しつつ、その内容について自らの見解を展開する能力を身に着けることを目的とします。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Through this course, students will learn how to read original texts in ancient philosophy, consulting commentaries and research papers, and to develop their own ideas about them.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・西洋古代哲学の原典を、言葉の細かいニュアンスの違いにも注意しながら、古典ギリシア語を用いて正確に読み解くことができる。
・日本語だけでなく外国語(主に英語)で書かれた註釈や研究文献を使いこなすことができる。
・複雑な哲学的主張を批判的に分析し、その評価を客観的かつ明晰に他者に表現できる。
・古典のテキストから哲学的に重要な問題を見抜き、それについて自分自身の見解を展開することができる。
・現代のわれわれとは非常に異なる古代の思考法に関心をもち、尊重する態度を持って接することができる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
『ピュロン主義の概要 (Outlines of Pyrrhonism)』は、2世紀頃の医師・哲学者セクストス・エンペイリコスが著した、ピュロン的懐疑主義の最も包括的な解説書です。

特に第一巻では、ピュロン主義の目的(テロス)や方法(トロポス)が体系的に紹介され、「判断停止(エポケー)」を通じて平静(アタラクシア)に至るという懐疑主義の核心が論じられます。

今回は、第一巻の冒頭から十のトロポスの議論を含む箇所(おおむね1.164まで)を扱い、ピュロン主義の成立背景や他学派(とりわけストア派・エピクロス派・アカデメイア派)との対比を検討します。現代の認識論とも通じる、「知識の限界」や「主観と客観の関係」といった問題が多く議論されるため、刺激的なディスカッションとなるでしょう。

授業は最初から読み始め、毎回2コマで3~4ページ程度読み進める予定です。みなさんにはギリシア語から日本語に訳してもらいますが、古典ギリシア語初学者には短い割り当てとするなど配慮しますし、文法の解説なども詳しく行います。また、時間の許す限り哲学的な内容についての議論も行います。

第1回:ガイダンス(テキスト、参考文献、授業の進め方などの説明)

第2回~第15回:テキストの読解と内容の議論
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
授業を履修するためには、古典ギリシア語初級を修得しているか、その内容をある程度理解していることが必要です。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
平常点を100%として評価し、100点満点中60点以上を合格とします。
平常点は、古典ギリシア語からの訳出(ただし初学者には配慮します)、関連文献を含めた内容の理解度、哲学的議論への貢献度を総合的に評価します。やむを得ない理由なしの欠席については、大幅な減点となります。
教科書・テキスト
Textbook
Sextus Empiricus. (1958). Volumen I Pyrroneion hypotyposeon: Libros tres continens (J. Mau, Ed.). In Sexti Empirici opera (Vol. 1). Bibliotheca scriptorum Graecorum et Romanorum Teubneriana. https://doi.org/10.1515/9783110256277
参考書
Reference Book
Sextus Empiricus. (2000). Outlines of scepticism (J. Annas & J. Barnes, Eds., 2nd ed.). Cambridge University Press. ISBN 9780521778091.
その他の詳細な参考文献は、初回授業の時に紹介します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習としては、毎回テキストの指定された範囲を和訳することができるよう準備してきてください。また、そこでの哲学的問題について意見を述べることができるよう考えをまとめておいてください。その際には、適宜、授業で示す参考文献を参照するようにしてください。
復習としては、授業での議論をまとめ、関連する文献を読むことで、内容の理解に役立てて下さい。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する。『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
隔週開講
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)