学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2022708
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
歴史文化学P
科目名 【日本語】
Course Title
文化人類学基礎演習Ⅲa(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Introductory seminar on cultural anthropology IIIa (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCA5108J
担当教員 【日本語】
Instructor
吉田 早悠里 ○
担当教員 【英語】
Instructor
YOSHIDA Sayuri ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
愛知県名古屋市中区大須を調査地として、都市における文化・宗教・民俗・芸能などについて多面的に解明するとともに、文化人類学のフィールドワークを実践的に学ぶことを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course deals with the methodology of anthropological fieldwork. The participants are requested to practice participatory observation of culture, religion, rituals, and events in Nagoya, Aichi Prefecture.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・文化人類学のフィールドワークの目的と方法論を理解している。
・自らの研究関心に基づいて、調査対象を選定することができる。
・自らの研究関心に基づいて、研究目的を明確化したうえで、研究計画書を作成することができる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
この授業は、デスクワークとフィールドワークからなる。
愛知県名古屋市中区大須を調査地として、調査地に関する文献研究、調査対象の選定、調査目的の明確化、調査計画の立案という、文化人類学のフィールドワークに着手するための手法を実践的に習得するとともに、調査者倫理について学ぶ。

1.オリエンテーション
2.フィールドワーク方法論
3.調査者倫理
4.フィールド実習(1)調査地について知る
5.フィールド実習(1)の成果報告・振り返り
6.フィールドに関する文献購読(1) 地域の歴史を知る
7.フィールド実習(2)調査対象を探す
8.フィールド実習(2)の成果報告・振り返り
9.フィールドに関する文献購読(2)地域が抱える課題を知る
10.研究計画の立案:調査目的・対象・方法の検討
11.フィールド実習(3)調査目的・対象の明確化
12.フィールド実習(3)の成果報告・振り返り
13.研究計画書の作成
14.研究計画書の推敲
15.総括
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
文化人類学分野・専門の学生を対象とする。文化人類学基礎演習Ⅲbと合わせて履修することが望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
60点以上を合格とする。授業目的の達成度、ならびに研究計画書の内容を評価の基準とする。
教科書・テキスト
Textbook
特に指定しない。
参考書
Reference Book
・『名古屋市史』
・大野一英 1979『大須物語』中日新聞本社。
・名古屋タイムズ・アーカイブス委員会 2010『大須レトロ』樹林社。
・上野和夫 1987『民俗調査ハンドブック』吉川弘文館。
・佐藤郁哉 2006『フィールドワーク―書を持って街へ出よう』新曜社。
・李仁子・金谷美和・佐藤知之 編著 2008『はじまりとしてのフィールドワーク―自分がひらく、世界がかわる』昭和堂。
・宮本常一、安渓遊地 2007『調査されるという迷惑 増補版』みずのわ出版。

*これらのほかにも、授業中に適宜、紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
配布された資料や文献などにはよく目をとおし、不明な点や疑問点などを整理しておく。文化人類学、フィールドワーク方法論、民俗学など関する知見も自主的に深めるとともに、地域社会の歴史や現状を含む総合的な地域研究としての視点をもつように心がける。フィールドワークの実施に先立って対象となる地域の特徴などを理解しておくことも求められる。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する。

『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
文化人類学分野・専門の学生を対象とする。
この授業は、基本的に火曜日の1・2限に実施する。フィールド実習は、授業時間中に愛知県名古屋市中区大須に3~4回程度行って日帰りで実施するが、土曜日・日曜日にも授業を実施することがある。大須までの往復交通費は受講者の自己負担である。

文化人類学基礎演習Ⅲbと合わせて履修することが望ましい。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)