授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 人間形成をめぐる哲学的・思想的諸課題についての関心を高め、文献の精読およびそれに基づく議論を通してより発展的で高度な専門的知識を習得することを目的とする。
この授業では、教育の行為や活動の基本原理を読み解きながら、教育という事象をよりよく説明し理解するための理念、歴史、思想に迫り、私たちの人間形成をめぐる今日的課題や問題についてより専門的に探究する。おもには教育の哲学、思想、理論に関する基礎的・発展的なテクストと向き合い、人間形成のあり方をみずから問いなおしていくための材料や道具立てを提供する。教育実践のなかで当たり前なこととして見過ごされ、見落とされてしまう教育の事象にも光を照らしてみたい。
秋学期の授業では、プラグマティズムの古典的テクストを精読しながら、芸術と経験、日常生活と美、人間と自然、民主主義と文化、自己、環境、世界等々の相互の関わりについて考える。芸術によって媒介された文化と経験の諸問題にも言及しながら、社会における探究や教育における学びの意味を問いなおし、人間形成の過程を再考するための視点を獲得してみたい。 |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The main purpose of this course is to cultivate students’ inquiring minds about the foundations of human development through examining classical and contemporary works of philosophy of education. Dealing with the philosophy, history, and thought of human development, this course introduces the basic principles of pedagogy and throws new light on the educational phenomena that have been overlooked in educational theories and practices. It helps students acquire knowledge of key concepts of philosophy and deepen their understanding of education through philosophizing about education. |
|
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 1.教育哲学・教育思想史における専門的な文献を収集したり、批判的に考察したりすることができる。
2.みずからの研究分野や内容にとどまることなく、積極的に議論に参加することによって、教育哲学・教育思想についての豊かな視点を身につけることができる。 |
|
|
到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | The goals of this course are to
- obtain basic knowledge and concepts in the philosophy, thought, and history of education,
- be able to discuss the various problems of human development, as well as to understand concepts and theories of the philosophy of education. |
|
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 第1回 イントロダクション
第2回~第14回 文献の精読、報告およびディスカッション
第15回 総合考察とディスカッション
演習形式を基本とし、各回の報告者が担当箇所のレジュメを用意して、発表、議論の進行を務める。また取り扱う書籍やテーマごとに、精読を終えた段階で、受講者全員でまとめと振り返りの報告と相互討議をおこなう。 |
|
|
履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 履修条件は要さない。本授業の内容と関連した科目として、「人間形成学研究Ⅲ」(春学期火曜3限)を開講する。 |
|
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | (評価の方法)
1.発表資料の作成および授業内での報告(40%)
2.議論への参加状況(30%)
3.最終レポート(30%)
(評価の基準)
総点60点以上を合格とする。 |
|
|
教科書・テキスト Textbook | | 授業のなかで指定する。
ジョン・デューイほか著『ジョン・デューイの美学・芸術教育論集』(中村和世訳、三元社、2025年)をはじめ、いくつかの文献を精読する予定。 |
|
|
参考書 Reference Book | | John Dewey, Art as Experience. In The Later Works of John Dewey, 1925-1953. vol. 10. Edited by Jo Ann Boydston. Carbondale and Edwardsville: Southern Illinois University Press, 1987. 『芸術論──経験としての芸術』鈴木康司訳、春秋社、1969年。
その他、本授業で取り扱う参考文献や資料は、授業のなかで紹介する。
議論の前提として、下記の図書もあわせて参照していただきたい。ジョン・デューイ『デューイ著作集2 哲学2 論理学理論の研究, ほか──デモクラシー/プラグマティズム論文集』(古屋恵太訳者代表、東京大学出版会、2023年)、上野正道『ジョン・デューイ──民主主義と教育の哲学』(岩波新書、2022年)、ロバート・ステッカー『分析美学入門』(森功次訳、勁草書房、2013年)、青田麻未『「ふつうの暮らし」を美学する──家から考える「日常美学」入門』(光文社新書、2024年)、鶴見俊輔『限界芸術論』(ちくま学芸文庫、1999年)、小松佳代子『アートベース・リサーチの可能性──制作・研究・教育をつなぐ』(勁草書房、2023年)、今井康雄編『モノの経験の教育学──アート制作から人間形成論へ』(東京大学出版会、2022年)ほか。 |
|
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業時間外の課題として報告資料を作成してもらう。受講者には、報告者であるか否かにかかわらず指定の文献や資料を事前に熟読し、授業範囲を予習しておくことが求められる。 |
|
|
注意事項 Notice for Students | | 教育についての思考を広げ,深めるために、哲学や思想から手がかりを見つけてみたいと思います。哲学や思想を参照しながら、現代の人間形成の諸課題について知的に吟味してみましょう。 |
|
|
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否 Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance | | |
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 原則、対面での開講を予定するが、状況によって一部または全部を遠隔授業(オンデマンドあるいは同時双方向)に変更する場合もある。履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、TACTの授業サイトで案内する。 |
|
|
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
|