授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 前半においては、イギリス社会経済思想史の古典の初版を読解することにより、研究における究極の原点を探る能力を養う。後半においては、教員によるドイツ社会経済思想史の既発表論文(英文)を講読することにより、国際的に通用する研究論文を作成する能力を養う。 |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | In the first half, participants develop their ability to rearch for the ultimate original through their reading first editions of the british history of socio-economic thought. In the second half, they develop their ability to write iternationally valid |
|
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 前半では、古い英語を読むことができるようにする。後半では、ドイツ社会経済思想史を理解するとともに英語で論文を書けるようにする。 |
|
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | <第1回>
講義全体(とりわけ前半)の概観
<第2回>
Ⅰ-1. トマス・ホッブズ『リヴァイアサン』初版(1651年)
<第3回>
Ⅰ-2. ジョン・ロック『統治2論』初版(1690年)、デイヴィド・ヒューム『人間本性論』第1巻・初版(1739年)
<第4回>
Ⅰ-3. アダム・スミス『道徳感情論』初版(1759年)
<第5回>
Ⅰ-4. アダム・スミス『国富論』初版(1776年)その1
<第6回>
Ⅰ-5. アダム・スミス『国富論』初版(1776年)その2
<第7回>
授業内試験1
<第8回>
試験1の講評と講義前半のまとめ、ならびに講義後半の概観
<第9回>
Ⅱ-1 "Trust and Cooperation in German Romanticism: Adam Müller's Position in the History of
Socio-Economic Thought” (2001)
<第10回>
Ⅱ-2 "Noboru Kobayashi's Research on Friedrich List: A Contribution on List's Reception and
Interpretation in Japan" (2009), Part 1
<第11回>
Ⅱ-3 "Noboru Kobayashi's Research on Friedrich List: A Contribution on List's Reception and
Interpretation in Japan" (2009), Part 2
<第12回>
Ⅱ-4 "Two Developments of the Concept of Anschauliche Theorie (Concrete Theory) in Germany
and Japan" (1997), Part 1
<第13回>
Ⅱ-5 "Two Developments of the Concept of Anschauliche Theorie (Concrete Theory) in Germany
and Japan" (1997), Part 2
<第14回>
授業内試験2
<第15回>
試験2の講評と講義全体(とりわけ後半)のまとめ |
|
|
履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 世界史の基礎知識を有することが望ましい。後半についてはドイツ語を履修していることが望ましい
(ただしそれを履修の条件にはしない)。とくに経済史系や政治経済学系の科目が関連する。 |
|
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 2回の授業内試験で各50%の評価とし、その合計が最終成績となる。 |
|
|
教科書・参考書 Textbook/Reference Book | | 前半では、初版本の部分コピーを見ていただくか、もし可能なら図書館所蔵(水田文庫など)のそれらを実際に手に取って見たいただくので、とくに教科書はない。後半では対象となる論文をコピーして配布する。
参考書としては、原田哲史編『経済思想史』法律文化社、2025年、田村信一・原田哲史編著『ドイツ経済思想史』八千代出版、2009年。その他、原田哲史『アダム・ミュラー研究』ミネルヴァ書房、2002年、原田哲史『19世紀前半の社会経済思想――ドイツ古典派、ロマン主義、フリードリヒ・リスト』ミネルヴァ書房、2020年。 |
|
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | つねに前回の講義内容が次回の講義内容の前提となるのでプリントとノートでもって30分復習して前回の内容を確認し、また次の授業のプリントに30分で目を通して、授業に臨むこと。また、2つの試験それぞれに当たっては、前半ないし後半の全体にわたってよく復習しておくこと。 |
|
|
注意事項 Notice for Students | | 社会状況(感染症蔓延や災害など)や授業の進行状況その他により、授業計画は変更(微調整)されることがある。 |
|
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
|
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | 原則として遠隔やオンデマンドでは行わないが、教員のやむをえぬ事情や、特別に許可された学生のためには行なうことがある。その場合は、あらかじめ連絡する。 |
|
|
質問への対応方法 Office hour | | できる限り授業中に直接質問すること。原則としてメールでの問い合わせは無しとするが、やむを得ぬ場合は、メールの本文に所属・学籍番号・氏名を記すこと。それらすべてがなければ迷惑メールと見なし、返信しない。 |
|
|