学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
学部
時間割コード
Registration Code
0045291
科目名 【日本語】
Course Title
シリアル・イノベーション
科目名 【英語】
Course Title
Serial Innovation
使用言語
Language Used in the Course
担当教員 【日本語】
Instructor
松本 修平 ○ 新村 和大
担当教員 【英語】
Instructor
○ SHINMURA Kazuhiro
単位数
Credits
1
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅳ 金曜日 2時限
IV Fri 2


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
社会の大きな変容は,イノベーションが連続的に重なり合うことで生じてきた。こうしたイノベーションの前提となる課題発見と解決のための様々な方法を紹介する。その後,グループワークや議論を行うことで手法を理解・体験する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
Transformations in society have occurred through serial innovations. This course will introduce various methods for discovering and solving problems necessary for such serial innovations. Group work and discussion will be conducted to understand and experience such methods.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
・イノベーティブなアイデアを生む様々な手法を理解し、実践する
・多様性を受け入れ思考を発展させる幅広い視点を得る
・チームで議論し課題解決の計画を立て発表する
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
・Understand and practice various methods to generate innovative ideas
・Acquire a wide range of perspectives to accept diversity and develop thinking
・Discuss as a team, develop and present a plan to solve problems
授業の内容や構成
Course Content or Plan
主な授業内容予定(変更となる場合があります)
1. 社会構造の変遷とイノベーション
イノベーションの定義:「アカン感じ」を「エエ感じ」に変えるプロセスの理解
イノベーション論の変遷:シュンペーターの定義から21世紀型スタートアップモデルまで
新価値とは何か:1901年時点の未来予測と現代の実現状況から見る価値の変遷

2. 事業の構想と準備と実行
ターゲット層(顧客)と課題・解決策の整理
所持する経営資源の棚卸しと、学生が活用できる財源選択肢(コンテスト賞金等)
他者との差別化:ビジネスコンテスト事例に見る「勝てる」企画書のポイント

3. 自分を知り、活動分野を考える
「欲望年表」の作成:過去の経験から自身の「享楽的こだわり(重みづけ)」を発掘する
キャリア・アンカー理論:全般管理、起業家的創造性など、自分の譲れない価値観を知る
ペアワークによるアイデアの「壁打ち」と客観視

4. 事業による価値
事業分野の構造理解:世の中の「ゼロサム(奪い合い)」と「プラスサム(パイの拡大)」を見極める
種々の事業関係者にとっての価値:りんごビジネスに見る9つのモデル(製造販売、サブスク、PF等)
資本の概念:金融資本だけでなく、社会資本・人的資本による価値創造

5. 過去と現在の先行事業に学ぶ
「コード(場の空気・常識)」の存在と、それを疑う「アイロニー(ツッコミ)」の視点
類似事業との差別化:常識をずらす「ユーモア(ボケ)」による新視点の獲得
事業競争力とは:「面倒くさい」を乗り越え、学習し続ける「来たるべきバカ」の強さ

6. 複数のイノベーション
シリアルイノベーション:単発の変化ではなく、連鎖的に変化を生み出す仕組み
実行可能性の評価:スタートアップ(探索)と大企業(深化)の「両利きの経営」
時間軸での発展:発明牽引型から21世紀型の普及・展開モデルへの移行

7. 事業計画の作成
事業数字の検討:「売上-費用=利益」のざっくり試算とキャッシュポイントの明確化
事業の背景と意思:なぜ「確実に儲かる機会」があっても人は動かないのか、その心理的障壁の突破
アイデアの有限化:「考えすぎの迷宮入り」を防ぎ、行動可能なサイズに落とし込む

8. 社会課題を解決するためのイノベーティブなアイデアを創出してグループ発表
日常の「ストレス(憤り)」を起点とした、当事者意識のある課題設定
誰に何を求めるプレゼンなのか:ビジネスコンテストの審査基準を意識した構成
グループ発表とフィードバック
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。なお、単位履修ではなく聴講履修されたい方は代表教員までご連絡いただければご相談可能です。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
議論への貢献・発表・レポートを総合して成績を評価する。【授業の達成目標】に記載した内容が達成されることを合格の基準とします。
学期途中で履修の取りやめを希望する場合は、担当教員の許可を必要とします。
教科書
Textbook
教科書は指定しませんが、適時に資料を配布します。
参考書
Reference Book
必要に応じて、授業内で指示します。
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
・事前学習ビデオを提供する場合があり、その際にはビデオを視聴し、指示に従って、受講準備を行ってください。
・授業で気づいた点や、ワークショップ等で発言できなかった考え、等があれば、次回までにレポートとして提出してください。(提出は必須ではありません)
・その他の課題等は、必要に応じて、授業で示します。
注意事項
Notice for Students
・この授業は教員からの講義的な解説のみならずディスカッションやワークショップ等の双方向型での実施を予定しています。
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
名古屋大学 Dセンター
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
この授業は、アントレプレナーシップを養成するワークショップを中核とした対面授業です。
社会に働きかけたい積極的な意識を持つ人はもちろん、現在の自分を変革したいと思う人にも、ぜひ参加していただきたいです。
自分の考えを磨くだけでなく、多様性ある他者の考えを聞くことで、社会が求める力の一層の向上を図ることができます。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
起業による新規事業創出の実務経験を活かした授業です。

【代表教員】
松本修平
名古屋大学ディープテック・シリアルイノベーションセンター 特任准教授
小学4年生より起業。中学卒業に伴い同年大検合格。高校進学せず個人投資家・起業家として活動し、関西学院大学卒業までに複数事業を創業。新卒にてベネッセコーポレーション入社。新規事業等を担当した後、複数社にて経営企画業務に従事。2018年有限責任監査法人トーマツ入社。アクセラレータプログラムリーダー・インキュベーションマネージャー等を多数担当。並行して、国内9大学の起業家教育にも従事し、2022年3月京都大学経営管理大学院修了(MBA) 。同年4月同大学院博士後期課程入学。同年12月慶應義塾大学特任助教に着任。2024年6月より現職。

【授業サポートメンター】
大手総合商社などで現役で活躍されている社会人も当授業のディスカッションやグループワーク等のサポートメンターとして複数名が参画予定です。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)
対面授業の場合の講義室は、時間割B表(名大ポータル>教養教育院ページ掲載)を確認すること。