授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 文化人類学とは、異文化や他者についての学問であり、フィールドワークを通じて人間とは何かを総合的に理解する学問である。文化人類学者は、参与観察や聞き取り調査によって得られた資料をもとに、社会、文化、経済、宗教、政治などの諸側面を相互に関連づけて分析し、民族誌として記述する。この過程において、フィールドワークは単なる資料収集ではなく、理論的思考を鍛え、研究課題を深化させるための核心的営みとなる。
本実習は、文化人類学実習IIaで得られたデータと経験を基盤に、調査の深化および研究成果の体系化を行うことを目的とする。研究計画を再検討し、研究課題や問いを精緻化したうえで、参与観察や聞き取り調査をより発展的に実施する。収集したデータの分析を深化させ、調査成果を構造化し、研究報告書としてまとめる一連の過程を通じて、文化人類学的研究を自立的に遂行するための能力の獲得を目指す。 |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | | This course aims to develop students' ability to conduct advanced anthropological fieldwork and to synthesize research findings. Building on the data and experiences gained in "Practical Training in Anthropological Fieldwork IIa", students will refine their research questions, deepen participant observation and interviews, and engage in systematic data analysis. Through the process of organizing and writing a research report, the course fosters the ability to carry out anthropological research independently. |
|
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ・文化人類学のフィールドワークの目的と方法論を理解している。 ・文化人類学のフィールドワークの手法を習得し、フィールドワークを実践できる。 ・フィールドワークをもとに地域を理解し、地域において課題を発見することができる。 ・研究報告書を執筆することができる。 |
|
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | この授業は、実習形式で行われる。
1.オリエンテーション 2.研究計画の再検討 3.研究課題の修正・新たな問いの設定 4.参与観察と聞き取り調査の深化 5.データの整理と分析 6.調査上の課題の抽出と対応 7.中間振り返り 8.発展的フィールドワークの実施 9.追加調査および補足的聞き取り 10.データ分析の深化 11.調査成果の構造化 12.最終調査および確認作業 13.現地での成果整理 14.研究報告書の作成 15.総括 |
|
|
履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | ・文化人類学分野・専門の学部3年生以上を対象とする。 ・文化人類学入門実習IIならびに文化人類学実習IIaと合わせて履修すること。 ・エチオピアでのフィールドワークにかかる費用は、すべて学生の自己負担である。 ・事前の説明会に出席した学生のみ、履修が認められる。説明会に出席していない学生の履修は一切認めない。 ・保証人の同意書の提出を必須とする。 ・必要となる予防接種を接種すること。 ・外務省海外渡航登録「たびレジ」に登録すること。 ・名古屋大学の海外渡航届を提出すること。 参照:海外留学室 https://www.iech.provost.nagoya-u.ac.jp/abroad/kikikanri/index.html ・安全上の理由から、指導教員の指示に従わない場合は履修を中止させることがある。 |
|
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | | 60点以上を合格とする。授業目的の達成度、授業への参加度、ならびに研究報告書の内容を評価の基準とする。 |
|
|
教科書・テキスト Textbook | | |
|
参考書 Reference Book | | |
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | | 配布された資料や文献などにはよく目をとおし、不明な点や疑問点などを整理しておく。文化人類学、フィールドワーク方法論、民俗学など関する知見も自主的に深めるとともに、地域社会の歴史や現状を含む総合的な地域研究としての視点をもつように心がける。フィールドワークの実施に先立って対象となる地域の特徴などを理解しておくことも求められる。 |
|
|
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
|
備考 Others | | |
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
|