授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | " 入植者植民地主義(settler colonialism)の政治思想について考えてみたい。入植・植民は近代世界を形作ってきた重要な実践の一つである。それは帝国の形成・発展に寄与すると同時に、一帝国を越えた資本・労働・文化の移動を促してきた――入植される地域の側はしばしば差別や迫害に巻き込まれてきた。今日、その実践は部分的に宇宙開発に投影されようとしている。
この授業では、(初期)近代のブリテンと近代日本において入植者植民地主義を推進した思想家の著作をとり上げ、そこで用いられた論理、概念、言語を、ブリテンから日本へのトランスナショナルな知の流れを踏まえながら検討する。さらに、そうした地球をめぐる入植者植民地主義の思想が、今日星々への入植を語る言説とどのように共鳴しているのか、吟味する。具体的に、とり上げる論者はジョン・ロック、E.G. ウェイクフィールド、J.S. ミル、永井柳太郎、矢内原忠雄、ジェフ・べゾス、イーロン・マスクなどを予定している(変更もありうる)。間・帝国から間・惑星へ。政治思想が(屈曲した形で)宇宙を抱え込んでいく一つの次元について、ともに考えたい。"
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 三つの目標がある。①一つは、帝国や植民地主義、宇宙開発をめぐる政治思想に対する感性を涵養し、知識を発展させること、②二つ目に、思想を一国や一帝国の枠組みではなく、トランスナショナルな観点から吟味する視野と方法を養うこと、③三つ目に、基本的な事がらであるが、一次テクスト(英語の場合は原著で)を分析する能力を磨くこと、である。
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 四部構成からなる。(1)講師の研究史の紹介、(2)講義、(3)大学院生が行う文献報告、(4)大学院生による研究報告、である。初回の授業(+アルファ)で、(1)を行い、(3)と(4)の文献や割り当てを決めたい。概ね、三日目の途中から(3)と(4)に移行する予定である。(2)の講義については、(初期)近代ブリテンからはじめて、近代日本への入植者植民地主義をめぐる思想の流入、およびそこでの独自の展開を検討する。最後に、そのような思想が、宇宙植民を唱える今日の言説といかに共鳴しているかについて考える予定である。
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 平常点(出席、発言や質問を含む授業への貢献度、文献・研究報告の質)で評価する。特に講義内容や報告に対して積極的に発言し、講師や他の学生と交流しようとする姿勢を重視する。
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教科書・テキスト Textbook | | "特定の教科書などは用いない。用いる一次テクストとしては以下を予定している。文献報告は、これらテクスト、また場合によっては以下の参考書に基づくものとしたい。いずれも変更がありうるので、割り当ても含めて履修予定学生と相談したうえで最終決定する。
・ The Fundamental Constitutions of Carolina, (purportedly) co-drafted by John Locke
・ John Locke, Two Treatises of Government (『統治二論』)
・ E.G. Wakefield, A View of the Art of Colonization
・ J.S. Mill, Considerations on Representative Government(『代議制統治論』)
・ 永井柳太郎『社会問題と植民問題』、『植民原論』
・ 矢内原忠雄『植民及植民政策』"
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参考書 Reference Book | | "・ David Armitage, “John Locke, Carolina, and the Two Treatises of Government.” Political Theory 32, no. 5 (2004).
・ Duncan Bell, Reordering the World: Essays on Libralism and Empire (Princeton University Press, 2016)
・ Andrew Fitzmaurice, ""Lost in Space: From Res Communis to Terra Nullius,"" Political Theory 53, no. 2 (2025)
・ 酒井哲哉『近代日本の国際秩序論』(2007年)"
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業での学習について反芻し、疑問があれば次の時間帯に質問するよう準備すること。
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注意事項 Notice for Students | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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