学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法・専学
時間割コード
Registration Code
9361300
科目区分
Course Category
展開・先端科目
Advanced/Applied Courses
科目名 【日本語】
Course Title
刑事学
科目名 【英語】
Course Title
Criminology
担当教員 【日本語】
Instructor
未定(法) ○
担当教員 【英語】
Instructor
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 4時限
秋 水曜日 5時限
Fall Wed 4
Fall Wed 5
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本授業では、主として少年法を扱う。少年法は、2000年の大きな改正のほか、数次にわたる改正がなされている。被疑者国選弁護制度が2009年に完全実施され、国選付添人制度がさらに拡充されていく中で、少年事件に関わる場面は多くなることが予想される。そのために必要な知識と理解を得る場としたい。少年法や刑事政策をめぐる様々な法律問題を展開・先端科目にふさわしい水準で実務的観点も踏まえて解説するとともに、双方向の授業展開によって問題の本質について理解を深めることを目指す。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
①少年事件では、刑事事件とは違う少年司法制度とその理念についての正確な理解が必要となるため、その獲得を目指す。
②各論的な論点を扱う中で、実務上問題となっている点を理解し、その対応を考える中で、少年事件処理に必要な問題点を抽出し、解決に必要な素材を見出す能力を育てる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
第1回 少年非行の動向(テキスト[以下、T]5講/『犯罪白書』)
犯罪現象としての少年非行の動向を確認する。併せて社会統計の基礎的な事項について理解する。

第2回 少年法の成り立ち(T1~3講)
少年司法制度を概観し、その歴史的な経緯や改正の経緯を追う。

第3回 少年手続の概要と少年司法の基礎(T4・6・7・28講)
国際人権法と少年法との関連、「保護主義」、少年司法の機能について理解する。

第4回 少年法による保護の対象(T8~11講)
審判対象論について検討・理解する。少年法の人的対象として犯罪少年・触法少年・虞犯少年について理解する。

第5回 少年事件の捜査(T 12~13講)
非行少年の発見過程について理解し、少年事件捜査の意義と問題点を検討する。事件の家裁送致における原則を理解する。

第6回 捜査機関による「調査」・補導(T 11講)
触法少年に対する「調査」の概念について理解し、その問題点を把握する。少年警察における補導活動の内容と問題点を検討する。

第7回 観護措置/少年事件の調査(T 14~16講)
観護措置制度の概要を理解する。少年事件における調査の内容と意義を理解する。

第8回 少年審判手続(T 17~18講)
少年審判手続の基本構造と内容を理解し、その問題点を検討する。

第9回 処遇選択と保護処分Ⅰ(T 19・21講)
処遇選択の意義と基準について理解・検討し、審判不開始・不処分や試験観察について理解する。少年審判における一事不再理効について理解する。

第10回 処遇選択と保護処分Ⅱ(T 20講)
保護観察、児童自立支援施設等送致および少年院送致について概観する。

第11回 逆送手続と少年法(T 23講)
逆送(検察官送致)の制度概要を理解し、その問題点を検討する。刑事裁判所における家庭裁判所への移送制度について理解する。

第12回 少年手続における不服申立(T 22講)
抗告、抗告受理申立、再抗告や保護処分の取消などの不服申し立ての制度概要を理解し、その問題点を検討する。

第13回 特定少年に係る手続(参考書)
2021年改正により導入された「特定少年」の制度概要について概観し、その理論的問題点について検討する。

第14回 少年の刑事手続(T 24~25講)
少年に対する刑事手続の概要を概観し、その問題点を検討する。少年に対する刑事処分について理解する。

第15回 推知報道の禁止/被害者保護(T 26~27講)
推知報道の禁止の概要と法的性格等について理解する。被害者の利益保護に関する諸制度を概観する。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は特にないが、法学未修者の場合には、刑法基礎I・IIおよび刑事訴訟法I・IIを履修していることが望ましい。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
期末レポート(85%)および授業中の発言・コメント(15%)に基づいて総合的に評価する。成績評価(合否判定及び成績の区分)は、名古屋大学法科大学院が教育課程方針に基づいて策定した評価基準に従って行う。
教科書・テキスト
Textbook
武内謙治『少年法講義』(日本評論社・2015年)
参考書
Reference Book
田宮裕・廣瀬健二編『注釈少年法【第5版】』(有斐閣・2024年)
斉藤豊治ほか『コンメンタール少年法〔改訂版〕』(現代人文社・2026年刊行予定)
『平成7年版犯罪白書』法務省ウェブサイト:https://www.moj.go.jp/housouken/houso_hakusho2.html
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
教科書、TKCシステム掲載資料の予習・復習とともに、授業中に指示した文献・資料を確認すること。
注意事項
Notice for Students
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)